出典:サッカーキング
ついにプレミアリーグのチェルシーが、FC東京に対して武藤嘉紀(よしのり)選手獲得の正式オファーを出しましたね。
驚くことに日本人選手が海外に移籍する際の過去最高額、7億円が提示されたとのこと!
なぜチェルシー?
近年、Jリーグからは独ブンデスリーガへの移籍が多く見受けられますが、なぜ武藤選手には英プレミアリーグのチェルシーからオファーがあったのでしょうか?
来季(15ー16)からゴム・タイヤメーカー大手の横浜ゴムがチェルシーの胸スポンサーになります。
契約金は年74億円の5年契約で総額370億円。
これまで胸スポンサーだったサムスンが年33億ですからかなりの大型契約なんですね。
横浜ゴムとしては人気者で将来性があり、しかも22歳の若武者が欧州のビッグクラブにチャレンジするという図式は企業イメージのアップにも直結する。
引用元:
確かに武藤選手と言えば、
スピードあふれるドリブル突破
シュートにパンチ力がある
強いフィジカルと豊富な運動量
イケメン(元)慶応ボーイ!(笑)
などアグレッシブで格好良いイメージばかりですよね。
とは言え、スポンサーのイメージ戦略のためだけにチェルシーが武藤選手を獲得するとは思えません。
チェルシーがスカウト体制の抜本改革に着手し始めたのは7年前。その2年後には、新たに国際部門スカウト責任者というポジションが設けられ、スカウト網の拡充が図られた。結果、スカウティングのネットワークとシステムは、ジョゼ・モウリーニョ監督が「最先端」と自慢するレベルにある。
FWに関しては、オフ・ザ・ボールでの動きの良し悪し、ペナルティエリア外での行動パターンなども評価対象項目。全項目で90点以上の評価を得た選手のみを首脳陣が獲得検討の候補と見なすとされるが、空陸両用でスピードもスタミナもある武藤が高評価を得ていても不思議ではない。
きっとスポンサーの意向とチェルシーの評価、両輪が噛み合ったというところでしょう。
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でもチェルシーでいきなりレギュラーは…
チェルシーはオーナーの莫大な資金力で次々と有力選手を手に入れています。
各ポジションに高いレベルで2枚という感じで、もう1チーム作れそうと巷で言われたりもしています。
更に各国の若手有望株を青田買いしており、即戦力としてトップチームに入れない場合は提携クラブにレンタルということになります。
チェルシーの選手層を考えると、おそらく武藤選手もレンタルに出されることになるのではないでしょうか。
レンタル先は?
チェルシーの提携クラブにベルギーのKVCウェステルローがあります。
またオランダのフィテッセとも提携していますが、チェルシー側がフィテッセの選手育成に不満を持っているようで、この提携は解消される見通しのようです。
私はレンタルされるならフランスリーグのリールかと予想します。
フランスリーグは組織的なプレーよりも個人技で勝負したがる傾向があります。日本人選手の中では個の力に秀でる武藤選手が更に磨きをかけるにはうってつけの環境ではないでしょうか。
因みに、チェルシーは新たにフランス1部リールとベルギー1部ムスクロンペルウェルツと提携する予定、という情報があります。
ところで年収はどうなるか?
武藤選手の現在の年俸は480万円です。
仮に移籍金7億だとすると年俸はだいたい1億円位にはなるのではないでしょうか。
それまでの実績や移籍先の財力によって違いはあると思いますが、以下のケースを参考にしてみました。
香川真司
セレッソからドルトムント
移籍金(育成補償金)4000万、年俸8000万
まとめ
・チェルシーから正式オファーが出された
・移籍金の提示額は日本人選手過去最高額の7億円
・オファーの理由はスポンサーの横浜ゴムのイメージ戦略とチェルシーの人材確保の思惑が合致したから
・おそらくチェルシーからレンタル移籍に。私の予想はフランスリーグのリール。
・現在の年俸は480万円。移籍後は1億円になるかも
現時点では所属先のFC東京から正式発表はありません。
武藤選手はFC東京で優勝したいという思いが強いそうですが、いずれは欧州へという目標も持っているようです。
武藤選手の今後の動向に注目したいですね!