世界野球WBSCプレミア12の開幕がいよいよ明日に迫りましたね!久しぶりに国際大会で侍ジャパンの勇姿が見られるとあって注目度も最高潮に達しているのではないでしょうか。
これまで、野球の国際大会といえば2009年大会で日本が優勝したWBCでしたが、プレミア12という新たな舞台で世界の強豪国との戦いが繰り広げられます。
プレミア12とは一体どんな大会なのでしょうか?また、開幕初戦となる韓国戦の試合日程やテレビ放送時間についても調べてみました。
もしお時間ありましたら続きをどうぞ!
韓国戦後の試合結果や順位表も随時更新していきます。
準々決勝以降の日程についてはこちらからどうぞ ↓ ↓ ↓
出典:http://www.japan-baseball.jp/jp/team/topteam/
プレミア12大会概要(WBCとの違いは?)
プレミア12概要
大会正式名称:世界野球プレミア12
英語名:WBSC PREMIER12
開催周期:4年に1回
開催時期:11月
開催地:日本(開幕戦、3位決定戦、準決勝、決勝)
台湾(1次ラウンド、準々決勝)
開催期間:2015年11月8日(日)〜11月21日(土)
出場国:WBSC世界野球ランク上位12ヵ国
主催:世界野球ソフトボール連盟(WBSC)
※2013年設立。IBAF(国際野球連盟)、ISF(国際ソフトボール連盟)と統合予定の組織
大会ルール:予選ラウンド・・・6ヵ国ずつ、2つのグループに分かれ総当たり戦を実施。上位4チームが決勝トーナメントへ進出。
決勝トーナメント・・・8ヵ国で敗者復活戦なしのトーナメントを実施。準々決勝、準決勝ののち、決勝と3位決定戦を行う。
出場資格:五輪憲章に基づく。(当該国の有効なパスポート所持)
使用球:未定
球数制限:なし
WBC概要
大会正式名称:ワールド・ベースボール・クラシック
英語名:WORLD BASEBALL CLASSIC
開催周期:4年に1回
開催時期:3月
開催地:アメリカ、プエルトリコ、日本、台湾
出場国:WBSC世界野球ランク上位12ヵ国
主催:ワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)
※2005年設立。MLB、MLB選手会の共同設立時会社
大会ルール(2013年大会):予選・・・第2回大会の上位12チームは予選免除。残り4枠をかけて4ヵ国・4グループでダブルイリミネーション方式でトーナメントを行い、各グループの勝者が本戦に進出する。
第1ラウンド・・・4ヵ国ずつ、4グループに分かれて総当たり戦を実施。上位2ヵ国が第2にラウンドへ進出。
第2ラウンド・・・ダブルイリミネーション方式でトーナメントを実施。上位2ヵ国が準決勝、決勝へ。
出場資格:1.当該国の国籍を持っている 2.当該国の永住資格を持っている 3.当該国で出生している 4.親のどちらかが当該国の国籍を持っている 5.親のどちらかが当該国で出生している
使用球:WBCI公式球(MLB使用球と同じローリングス社製)
球数制限:2006年大会、2013年大会・・・第1ラウンド65球、第2ラウンド80球、準決勝、決勝95球
2009年大会・・・第1ラウンド70球、第2ラウンド85球、準決勝、決勝100球
出典:http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20151020_4.html
プレミア12とWBCの違いまとめ
違う点
・主催組織(プレミア12はWBSC。WBCはWBCI)
・開催地(プレミア12は日本と台湾。WBCはアメリカ、プエルトリコ、日本、台湾)
・開催時期(プレミア12は11月。WBCは3月)
・出場国数(プレミア12は12ヵ国。WBCは28ヵ国)
・大会方式(上記参照)
・出場資格(プレミア12は五輪憲章に基づいたもの。WBCは独自のもの)
・球数制限(プレミア12は制限なし。WBCは制限あり)
同じ点
・どちらも代表チームが世界一を争う国際大会
・大会周期(4年に一度)
参照:Baseball Times 2015秋
WBCは簡単に言うと米国主導の大会ですが、プレミア12はスイスに本部を構える「世界野球ソフトボール連盟(WBSC)」主催の大会になります。WBCよりも各国の意見が反映された公平な大会になりそうです。
日本としては、WBCでは毎回苦労した球数制限がないのが好材料ですね。
ちなみにですが、なぜ連盟名にソフトボールという文字が入っているのか?調べてみると、2016年リオ五輪での実施競技復帰に失敗した、野球とソフトボールの国際連盟同士が協力して復帰活動をしようと手を組んだからだそうです。
プレミア12出場国は?
主催の「国際野球ソフトボール連盟(WBSC)」が発表している「世界野球ランキング」のトップ12ヵ国が参加します。同ランキングはトップチームだけではなく、大学代表やU-18、その下の世代の国際大会での実績が反映されたものです。
ランキングは以下の通り。
1位 日本
2位 アメリカ
3位 キューバ
4位 チャイニーズ・タイペイ(台湾)
5位 オランダ
6位 ドミニカ共和国
7位 カナダ
8位 韓国
9位 プエルトリコ
10位 ベネズエラ
11位 イタリア
12位 メキシコ
グループについて
グループA・・・チャイニーズ・タイペイ(台湾)、キューバ、オランダ、カナダ、プエルトリコ、イタリア
グループB・・・日本、アメリカ、ドミニカ共和国、韓国、ベネズエラ、メキシコ
ランキングはなんと日本が1位です。前回大会2013年のWBC(世界野球ソフトボール連盟の公認大会)ではベスト4でしたから、1位はないかと思っていましたが、各世代が国際大会で好成績を残しているのでしょうね。プレミア12では優勝して、ランキング1位の座を保持して欲しいものです。
ただし、11月5日、6日に行われたプエルトリコ(9位)との強化試合を見ると、内容からして簡単に勝ち上がっていけるほど甘くはなさそうですね。
日本が所属するグループBには、アメリカ(2位)、2013年WBC優勝のドミニカ共和国(6位)、韓国(8位)など強豪国がズラリと並びます。
プロ野球でも監督経験のない小久保裕紀監督が、どこまで侍ジャパンを導いていけるのか未知数ですので、私としては選手層の厚さに期待しています(笑)
初戦・韓国戦の先発は大谷!
大谷で開幕-。侍ジャパンの小久保裕紀監督(44)が3日、福岡市内のホテルで行われた壮行会で、「プレミア12」開幕戦の韓国戦(8日、札幌ドーム)に日本ハムの大谷翔平投手(21)を先発させると発表した。若き右腕で宿敵を倒し、第2戦は広島・前田、第3戦はソフトバンク・武田で世界一まで駆け上る。
引用:http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/npb/news/CK2015110402000153.html
開幕初戦の韓国戦、先発は沢村賞のマエケンではなく大谷なんですね。確かに150km超の速球や鋭いスライダー、高速フォークなど、もし韓国打線が打ち気満々で振り回してきたら打たれる要素は見あたりませんね。大谷投手はインタビューで韓国打線の印象について、「イ・デホさんくらいしか知りません」なんて答えていましたから、韓国選手は今頃アタマに血が昇っているかも知れません。
11月5日の強化試合では、コンパクトに当てにきたプエルトリコ打線に捉まる場面もありましたが、嶋捕手のサインに首を横に振っての投球なので、試したい球を打たれただけで問題はないかと思います。
韓国戦の対戦成績は?
日韓戦といえば、あちらの国のほうが熱くなっている印象ですが、実際のところ対戦成績はどうなっているのでしょう。ここではプロ参加後の勝敗について調べてみたいと思います。
オリンピック 2勝5敗
シドニー五輪
アジア予選 1999.9.17 ●3ー5
予選リーグ 2000.9.23 ●6ー7
3位決定戦 2000.9.27 ●1ー3
アテネ五輪
アジア予選 2003.11.7 ◯2ー0
(韓国は本大会に出場せず)
北京五輪
アジア予選 2007.12.2 ◯4ー3
予選リーグ 2008.8.16 ●3ー5
準決勝 2008.8.22 ●2ー6
WBC 4勝4敗
第1回大会
第1ラウンド 2006.3.5 ●2ー3
第2ラウンド 2006.3.15 ●1ー2
準決勝 2006.3.18 ◯6ー0
第2回大会
第1ラウンド 2009.3.7 ◯14ー2(7回コールド)
第1R1位決定戦 2009.3.9 ●0ー1
第2ラウンド 2009.3.17 ●1ー4
第2R1位決定戦 2009.3.19 ◯6ー2
決勝 2009.3.23 ◯5ー3
※第3回大会は対戦なし
残念ながら、プロ参加後の日韓戦は15戦6勝9敗で日本が負け越しています。
初開催となるプレミア12の開幕戦は絶対に勝って欲しいところですね。
2009年のWBC決勝、イチロー選手の神の一打を思い出したら私もだんだん熱くなってきてしまいました。
追記
11月8日(日)のプレミア12開幕戦・日本 vs 韓国は5ー0で日本が完勝!!
参照:http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20150521_3.html
韓国戦の試合日程について
グループB・予選ラウンド第1戦
日本 vs 韓国
2015年11月8日(日)
19時00分プレイボール!!
試合会場:札幌ドーム
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テレビ放送について
2015年11月8日(日)
テレビ朝日系列 18時57分〜
試合開始は日曜日の夜7時。テレビ観戦するには最高の時間帯ですね。私は特に予定もないので、確実にテレビの前で侍ジャパンの応援ができそうです(笑)
韓国戦後の試合日程は?
※日時は日本時間です
11月11日(水)19:00〜
日本 vs メキシコ (台湾・天母)
テレビ朝日
結果 6×ー5で日本がサヨナラ勝ち!
11月12日(木)19:00〜
ドミニカ共和国 vs 日本 (台湾・桃園)
TBS
結果 2ー4で日本が3勝目!
11月14日(土)19:00〜
アメリカ vs 日本 (台湾・桃園)
テレビ朝日
結果 2ー10で日本が4連勝!
11月15日(日)19:00〜
日本 vs ベネズエラ
TBS
結果 6ー5で日本が5連勝!!
その他の試合日程についてはこちらから
世界野球WBSCプレミア12 | 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト
グループA試合結果
11/9(月)
チャイニーズ・タイペイ 4ー7 オランダ
11/10(火)
プエルトリコ 7ー1 イタリア
キューバ 1ー5 カナダ
11/11(水)
オランダ 5ー6 キューバ
カナダ 2ー0 プエルトリコ
イタリア 1ー7 チャイニーズ・タイペイ
11/12(木)
キューバ 8ー7 プエルトリコ
イタリア 1ー16 オランダ
チャイニーズ・タイペイ 8ー9 カナダ
11/14(土)
オランダ 11ー7 プエルトリコ
カナダ 4ー0 イタリア
チャイニーズ・タイペイ 4ー1 キューバ
11/15(日)
プエルトリコ 7ー4 チャイニーズ・タイペイ
キューバ 2ー1 イタリア
オランダ 1ー3 カナダ
グループA順位表
11月14日(土)終了時
1位 カナダ 4戦4勝0敗
2位 オランダ 4戦3勝1敗
3位 キューバ 4戦2勝2敗
4位 台湾 4戦2勝2敗
5位 プエルトリコ4戦1勝3敗
6位 イタリア 4戦0勝4敗
グループA順位表
1位〜4位が決勝トーナメントへ進出
11月15日(日)終了時
1位 カナダ 5戦5勝0敗 得23失10差10
2位 キューバ 5戦3勝2敗 得18失22差-4
3位 オランダ 5戦3勝2敗 得40失20差20
4位 プエルトリコ5戦2勝3敗 得28失26差2
5位 台湾 5戦2勝3敗 得27失25差2
6位 イタリア 5戦0勝5敗 得 4失36差-32
グループB試合結果
11/8(日)
日本 5ー0 韓国
11/10(火)
ベネズエラ 4ー6 メキシコ
アメリカ 11ー5 ドミニカ共和国
11/11(水)
アメリカ 5ー7 ベネズエラ
日本 6ー5 メキシコ
ドミニカ共和国 1ー10 韓国
11/12(木)
韓国 13ー2 ベネズエラ
メキシコ 0ー10 アメリカ
ドミニカ共和国 2ー4 日本
11/14(土)
ベネズエラ 8ー6 ドミニカ共和国
メキシコ 3ー4 韓国
アメリカ 2ー10 日本
11/15(日)
ドミニカ共和国 6ー9 メキシコ
韓国 2ー3 アメリカ
日本 6ー5 ベネズエラ
グループB順位表
11月14日(土)終了時
1位 日本 4戦4勝0敗
2位 韓国 4戦3勝1敗
3位 アメリカ 4戦2勝2敗
4位 ベネズエラ4戦2勝2敗
5位 メキシコ 4戦1勝3敗
6位 ドミニカ 4戦0勝4敗
グループB順位表
1位〜4位が決勝トーナメントへ進出
11月15日(日)終了時
1位 日本 5戦5勝0敗 得31失14差17
2位 アメリカ 5戦3勝2敗 得31失24差7
3位 韓国 5戦3勝2敗 得29失14差15
4位 メキシコ 5戦2勝3敗 得23失30差-7
5位 ベネズエラ5戦2勝3敗 得26失36差-10
6位 ドミニカ 5戦0勝5敗 得20失42差-22
侍ジャパン最終メンバー
投手
10 松井裕樹(楽天)
11 菅野智之(巨人)
14 則本昂大(楽天)
15 澤村拓一(巨人)
16 大谷翔平(日ハム)
18 前田健太(広島)
19 増井浩俊(日ハム)
21 西勇輝(オリックス)
22 大野雄大(中日)
24 山﨑康晃(DeNA)
29 小川泰弘(ヤクルト)
30 武田翔太(ソフトバンク)
35 牧田和久(西武)
捕手
27 炭谷銀仁朗(西武)
37 嶋基宏(楽天)
52 中村悠平(ヤクルト)
内野手
3 松田宣浩(ソフトバンク)
5 川端慎吾(ヤクルト)
6 坂本勇人(巨人)
9 中島卓也(日ハム)
13 中田翔(日ハム)
23 山田哲人(ヤクルト)
60 中村剛也(西武)
外野手
7 中村晃(ソフトバンク)
8 平田良介(中日)
25 筒香嘉智(DeNA)
55 秋山翔吾(西武)
侍ジャパン監督・コーチ陣
監督 90 小久保裕紀
ヘッドコーチ 73 奈良原浩
投手コーチ 89 鹿取義隆
打撃コーチ 80 稲葉篤紀
バッテリーコーチ 88 矢野燿大
内野守備・走塁コーチ 87 仁志敏久
外野守備・走塁コーチ 79 大西崇之
まとめ
いよいよ新たな世界大会、プレミア12が始まりますね。日本は主催団体WBSCが定めるランキングの堂々1位に君臨する優勝候補です。
WBCは春先に開催されたため、選手たちは体を作り直す必要がありましたが、プレミア12はシーズンで培ったフィジカルそのままで臨むことができます。
当然、選手の皆さんは優勝、つまり世界一になることしか考えていないはずです。
2013年のWBCではベスト4に終わっただけに、ファンもそれを望んでいるでしょう。もちろん私もです!
特に決勝は日本国内(東京ドーム)で行われますので、ぜひとも決勝まで駒を進めて欲しいところです。
小久保監督をはじめ、侍ジャパンの皆さんにはプレッシャーがかかるとは思いますが、私個人としては率直なところ、優勝のみを期待しています。
明日開幕のプレミア12が楽しみです!
開幕初戦・日本vs韓国は
11月8日(日)19:00プレイボールです。
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