第97回全国高校野球選手権大会、夏の甲子園が8月6日(木)に開幕してからはや9日目となりました。
連日猛暑が続きますが、白球を追う高校球児たちのほうがもっと熱い!
テレビの前で応援する手にも思わず汗を握ってしまいますね。
いよいよ16強が出揃い、今年で100年目となる夏の甲子園も佳境へと入っていきます。
と言いながら、私はここまで他人事だったのですが、地元校が勝ち残っているということで、にわかに3回戦の日程や組み合わせをチェックしてみたくなりました(笑)
また、私なりに注目カードと注目の清宮幸太郎選手について書いてみたいと思います。
3回戦の日程・組合わせ(8/15〜8/16)
第10日 8月15日(土)全4試合
第1試合8:00〜
東海大甲府(山梨)ー早実(西東京)
第2試合10:30〜
鶴岡東(山形)ー花咲徳栄(埼玉)
第3試合13:00〜
遊学館(石川)ー東海大相模(神奈川)
第4試合15:30〜
作新学院(栃木)ー九州国際大附(福岡)
第11日 8月16日(日)全4試合
第1試合8:00〜
高崎健大高崎(群馬)ー秋田商(秋田)
第2試合10:30〜
関東一(東東京)ー中京大中京(愛知)
第3試合13:00〜
仙台育英(宮城)ー花巻東(岩手)
第4試合15:30〜
興南(沖縄)ー鳥羽(京都)
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3回戦の注目カードは?
私が個人的に注目しているカードはこの2試合。
東海大甲府と早稲田実業の注目度の高さは言わずもがなですが、花咲徳栄と鶴岡東の対戦については完全に私個人の思い入れです(笑)
①東海大甲府vs早稲田実業
早稲田実業といえば、怪物1年生がスポーツ紙を連日賑わせ、西東京大会決勝では大逆転劇で優勝した常連校。OBには王貞治氏や元ヤクルトの荒木大輔氏、ハンカチ王子の斎藤佑樹らが。
甲子園でも1回戦の今治西に6−0と圧勝も、2回戦の広島新庄とはシーソーゲームを展開し、9回表に9番渡辺の勝ち越し打で7−6と逆転勝利。西東京大会決勝さながらの逆転劇をここでも見せてくれました。
広島新庄戦で3番清宮は4−2のマルチ。4番加藤は5−4と大当たり。ともに1打点を記録し調子を上げています。
一方の東海大甲府。1回戦は圧倒的な打撃力と146kmの速球を投げるエース村木を擁する公立校ながら今春のセンバツ8強入りの強豪・静岡と対戦。
打撃なら負けじと先発9人中6人が体重80キロの「重量級打線」で打ちつ打たれつの接戦を8−7で制しました。
続く2回戦も強力打線が火を吹き、下関商に9−1と大差の勝利。
これは両校の打ち合いが楽しみですね。でも、こういう時って意外にピッチャーが頑張るんですよね。清宮には打たせたくないとか、俺も目立ちたいとか、ピッチャーやってる人間なら多少なりともそう思うでしょうから。
それに、全国が注目するこの試合。実際、注目されるのは怪物・清宮幸太郎選手だけでしょう。東海大甲府からすれば勝って主役の座を奪い取りたいところではないでしょうか。
私は静岡高校との「富士山対決」を制し、富士山を山梨のものとした(冗談です)東海大甲府に期待します。
ぜひとも清宮選手、ひいては早実の前にそびえる富士山として立ち塞がって欲しいものです。
②鶴岡東vs花咲徳栄
花咲徳栄は私の地元埼玉の代表校。 対する鶴岡東は両親の出身地、山形の代表校。
山形には小学生の頃、毎年帰省していとことカブトムシ採りだなんだと遊んだ思い出が強く、第二の故郷のような感覚があります。
それに、忘れもしない1985年、夏の甲子園。東海大山形が桑田、清原のKKコンビを擁する大阪・PL学園に29−7で敗れるという事件がありました。あまりにも点差がついたので、途中でファーストの清原がマウンドに上がったほどです。
当時、山形県議会では「どうしてそんなに弱いんだ」という議題があがったほどですので、これはもう事件といっていいかと思っています。子供ごころにも桑田・清原がすごいというより、山形は最弱なんだ…という屈辱感がありました。
ですので、甲子園では山形勢に1勝でも多く勝って欲しい。できれば優勝旗を手にしてもらいたい。山形だけでなく東北勢はいまだ優勝旗を持ち帰ったことがありません。東北を飛び越えてマー君が活躍した頃の北海道までいってしまったこともありました。
実は埼玉も優勝経験がないのですが、この試合は鶴岡東を応援したいと思います。
ここまでの両校の戦績
花咲徳栄
2回戦 対三沢商(青森)15−3
鶴岡東
2回戦 対鳥取城北(鳥取)9−6
3回戦の注目選手は?
出典:ハフィントンポスト
出典:東京スポーツ
3回戦に残っているチームの中で最も注目する選手は、早稲田実業の清宮幸太郎選手です。
東京都出身。ラグビー界の名将、ヤマハ発動機の清宮克幸監督の長男。
早稲田実業高校1年。右投げ左打ち。ポジションは一塁手です。
身長184センチ、体重97キロ。
中学時代にはリトルリーグの世界選手権で優勝し、アメリカのメディアに「日本にはベーブ・ルースのような選手がいる」と騒がれたことがあります。
打撃センスもさることながら、どことなく顔がベーブ・ルースに似ていますよね。
高校に入学するやすぐに頭角をあらわし、3番ファーストとして先発出場を重ね、4ヶ月足らずで高校通算本塁打を13本まで伸ばしています。
早実の主将で4番の3年生加藤選手の通算本塁打が46本なのを考えると、いったいどれだけ打ってくれるのか楽しみです。加藤選手の46本もかなりすごい数字ですが。
また、ビッグマウスが有名で、西東京大会開幕前に記者から目標を訊かれて、「1試合1本はホームランを打ちたい」と答え怪物ぶりを発揮しました。ふつうなら1試合に1本ヒットが打てればいい、なんて謙虚に答えたくなるところです。相当な自信が窺えますね。
清原和博氏や松井秀喜氏と比べられることの多い清宮選手ですが、体格も度胸も引けをとらないものを持っているようです。
甲子園だけでなく、その後の活躍も楽しみです。久しぶりに野球界を背負ってくれそうなバッターが現れましたね!
まとめ
ベスト16が出揃いましたね。関東以北が11校、関東より西が5校という内訳は意外でした。東北勢の躍進が目立ちますね。
私はどちらというと西高東低のイメージを持っていたのですが、近年ではそうとは限らないのかも知れません。やはり私立校が県外からも有望選手をスカウトしてくるのでしょうか。しばらく甲子園に興味をもっていませんでしたので、もっと背景について調べてみようかと興味が湧いてきました。
明日の第一試合は東海大甲府対早稲田実業。全国が注目する好カードです。
実際のところは清宮選手がホームランを打つかどうかメディアが一番注目しているのでしょうね。
清宮選手にはそんなマスコミのプレッシャーには押し潰されないよう周りの大人が守って欲しいものですね。
今年で100年目になる夏の甲子園。高校球児たちが何か奇跡的な試合を生み出してくれそうな予感がしています。8月20日(木)の決勝戦まで全力を尽くして白球を追う球児を応援したいと思います。
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